特定看護師
研修内容と実像、そして期待される役割
- 定価 1,320円(税込)
- 鼎談:有賀 徹
- 鼎談:岩澤 和子
- 鼎談:木澤 晃代
- 1・新書・160ページ・並製
- 発行年月:2015年10月
- ISBN 978-4-89269-872-9
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
看護師の業務が増えるのではないかといった現場の声も根強いが、今回示された特定行為は従来からグレーゾーンであった診療の補助を整理し明確化したものであり、本書は看護師だけが知れば良い内容ではなく共にチーム医療を担う多職種から病院管理者を含めて必読書です。
はじめに
第1章 研修制度開始と試行事業の目的
特定行為に係る看護師の研修制度が始められるまでの経緯
試行事業で得られたもの
第2章 特定行為研修制度と“資格”
特定行為研修制度とナースプラクティショナー(NP)
医師臨床研修制度に学ぶ
第3章 看護師特定行為研修指導者について
特定行為研修の指導者講習の内容について
第4章 研修施設と研修プログラム
研修施設と十万人育成プログラムについて
研修プログラムについて
第5章 研修修了者の活用:病院管理者が考慮すべきこと
特定研修修了者は看護部に所属するのか、診療部に所属するのか-処遇に迷う「研修修了者」
特定行為に係る責任問題-結局は組織(医師・病院長)の責任です:有賀
特定行為に係る責任問題-結局「医師の責任」なら医師は指示を出さなくなるのでは:木澤
特定行為研修を修了した看護師の働く場所・役割
共通科目を学ぶことで身に付く“ケアの根拠”と自信
“特定看護師”の存在を知らしめるためにできること
第6章 特定看護師が医療を変える
特定研修修了看護師活動のモニタリングについて
トップランナーたちの役割
二〇二五年に向けて─特定行為研修修了者に期待する
おわりに
資 料
・PRパンフレット
・特定行為に係る看護師の研修制度の概要
・特定研修機関の指定の申請に係る手続き等について
・看護師の特定行為研修に係る実習等の指導者研修の進行表(例)
・特定行為に係る看護師の研修制度の関係法律等