褥瘡患者の看護技術 【売り切れ】

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最新の知識と看護のポイント

  • 定価 3,080円(税込)
  • 編集:真田 弘美(金沢大学医学部保健学科)
  • A4・224ページ・並製
  • 発行年月:2002年09月
  • ISBN 978-4-89269-427-1
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

<序>
褥瘡ケアに必要な最新の知識と具体的なケアのポイントを,事例などでわかりやすく解説することが本書のねらいです。
本書の元になっているのは,2001年発行の『臨牀看護8月号』(総特集:褥瘡患者の看護技術;最新の知識と看護のポイント)です。発行後,多くの読者の方々から「非常にわかりやすい」,「具体的な内容が臨床に役立つ」との声が寄せられ,また,編集部からも「この特集をベースに単行本化してほしい」との依頼がありました。

単行本化するにあたっては,いくつかの項目を新たに加えました。ページ数の制約から月刊誌では割愛せざるを得なかったテーマや,その後,さらに研究が進み,あるいはエビデンスが得られ,最新の情報として読者の方々に伝えたかった項目です。「全身管理(栄養を含めて)は褥瘡ケアを変えるか?」,「創傷(部)のアセスメントに一定の基準はあるか?」,「褥瘡ケアに有効な体位変換技術(キネステティクを用いて)」,「高齢者の拘縮予防技術」がそれらです。
また,月刊誌ゆえの規定枚数から当時は書き切れなかったり,あるいは伝え足りなかったと思われる項目については,さらに最新の情報も含め,枚数の追加をお願いしました。そのようにしてまとまったのが本書です。
褥瘡ケアについて,最新の知識と看護のポイントについて,各領域で現在最も日本で活躍されている専門の方々にご執筆いただいています。筆者ら看護師は,このすばらしい恩恵を,褥瘡に苦しむ患者と家族の方々に直接還元することができる立場にあることを心から誇りに思います。

I 本書のねらい
褥瘡患者の看護技術/真田弘美
II 褥瘡とは
褥瘡とは;寝たきりの予防と治療/大浦武彦
III 最新の基礎知識
1  褥瘡はなぜできるか/宮地良樹
2  褥瘡はどこまで予測できるか/大桑麻由美・真田弘美
3  応力を制することができるか/高橋 誠

4  全身管理(栄養管理を含む)は褥瘡ケアを変えるか/鈴木 裕
5  創傷のアセスメントに一定の基準はあるか/藤本由美子・真田弘美
6  創傷治癒理論からみた褥瘡処置とは/河合修三
7  創傷被覆材をどう使うか/塚田貴子・徳永恵子
8  難治性褥瘡はどう治すか/美濃良夫
9  どんな手術が適応か/朝蔭洋子・森口隆彦・岡 博昭・稲川喜一
10  介護保険は褥瘡ケアを変えたか/村木良一
IV 褥瘡患者のケアのポイント
1  臥位時の褥瘡予防技術/須釜淳子・北川敦子・真田弘美
2  褥瘡ケアに有効な体位変換技術(キネステティクの概念の応用)/徳永恵子・塚田貴子・小竹佐智代・澤口裕二
3  高齢者の拘縮予防技術/丸田和夫
4  車椅子での褥瘡予防/廣瀬秀行
5  具体的な栄養管理方法/足立香代子
6  局所環境を整える看護技術/紺家千津子・真田弘美
7  褥瘡患者のクリティカルパス/叶谷由佳
8  患者と家族への教育/佐藤エキ子
V 事例にみる看護の実際
1  高齢者の褥瘡予防と発生後のケア/大川恵美
2  ICUにおける褥瘡予防/奈良千鶴子・関口智子・稲垣妙子
3  手術中の褥瘡予防;仙骨部に加わる体圧を毛細血管圧以下に保つために/折田睦子・青木由美子・山田オンイ・有間キヨ子・貞廣莊太郎・吉田修一
4  終末期がん患者における褥瘡予防と発生後のケア;患者のQOLを中心に/山田奈緒美
5  脊髄損傷患者の褥瘡予防と発生後のケア/山名敏子・秋山 太
6  高齢者が介護する褥瘡患者への支援/村山志津子

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