診療報酬まるわかり 小児の入退院支援と訪問看護 実践ガイド

診療報酬まるわかり 小児の入退院支援と訪問看護 実践ガイド

  • 定価 1,980円(税込)
  • 著者:梶原 厚子
  • 著者:萩原 綾子
  • 著者:又村 あおい
  • B5・112ページ・並製
  • 発行年月:2018年10月
  • ISBN 978-4-89269-961-0
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

高齢者だけでなく、重い病気や障害のある在宅の子どもたちにも、
“社会で支える”新しい支援を!

それには多職種チームで取り組むことが必要。
小児在宅にかかわる医療・看護職のみならず、福祉職にも必携の書。

 

【本書の概要】
平成30年度、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定に合わせて、入退院支援と訪問看護に関して報酬を中心に、福祉・介護の面からも解説。小児に関係する報酬まるわかりに加えて、多職種連携の必要性にも触れています。

【本書のポイント】
・イントロダクションとして、訪問看護師、病院看護師、福祉職の立場から、トリプル改定からみえてくる子どもの地域包括ケアについてディスカッション。熱い!
・診療報酬と障害福祉サービス等報酬の概要、および「入退院支援」「訪問看護」「福祉・介護」おのおのの報酬について解説。ナットク!
・上記をふまえ、事例(NICU入院時から就学以降まで)を展開することで、子どもと家族の日々の生活を支えるために必要な社会資源や連携などを具体的に紹介。実践!

イントロダクション

鼎談:平成30年度,診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定からみえてくる
子どもの地域包括ケア;医療・訪問看護・介護・教育の連携

第Ⅰ章 基礎知識

A 社会保障制度と診療報酬
1. わが国における社会保障制度
2. 診療報酬とは
3. 看護における診療報酬とは

B 障害福祉サービスなどの報酬の仕組み
1. 障害福祉サービスの概要
2. 障害福祉サービス報酬の仕組み
[コラム]:障害支援区分
3. 平成30(2018)年度の報酬改定

第Ⅱ章 入退院支援と報酬

1. 入退院支援とは
2. 平成30 (2018) 年度改定の内容
3. 小児看護における入退院支援とは
4. 地域との連携強化

第Ⅲ章 訪問看護と報酬

1. 訪問看護とは
2. 訪問看護制度のあらまし
3. 訪問看護ステーショの利用と診療報酬
4. 小児訪問看護の利用による診療報酬算定
5. 小児の訪問看護に期待が高まる理由
6. 小児の訪問看護には「ケアマネジャー」が不在
7. 医療的ケア児を支える相談支援体制;
7. 相談支援専門員と医療的ケアコーディネーター養成
8. 医療的ケア児も利用可能な療養通所介護・小規模多機能型サービス
[コラム]:医療型短期入所事業所開設支援
9. 訪問看護を必要としている子どもたち
[コラム]: 重症心身障害児(者)および医療的ケア児に関する在宅レスパイト事業(東京都・市区町村の取り組み)
10. 子どものケアプランの特徴
[コラム]:訪問看護情報提供療養費
11. 医療的ケア児の増加で地域は看護師を求めています
12. 広がる看護職員の子育て支援職域

第Ⅳ章 福祉・介護と報酬

1. 医療的ケア児と重症心身障害児
2. 各種加算設定の対象となった医療的ケア児
[コラム]:グループホームにおける医療的ケアの提供
3. 小児慢性特定疾病児の日常生活用具
[Q&A]:障害者手帳がないと福祉サービスは使えないの?
[Q&A]:いわゆる「3号研修」ってなんですか?
4. 医療的ケアのある人の地域生活を支える福祉サービス

第Ⅴ章 事例

■ NICU に入院している子どもの退院支援から訪問看護,就学以降まで
Aちゃん:先天性心疾患,喉頭・気管軟化症の生後10 か月児を通して

■ 訪問看護で出会う子どもたち
Bちゃん:養育困難な状況にある乳児
Cちゃん:低酸素脳症で脳性麻痺の重症心身障害児
Dちゃん:通学を希望している脳腫瘍の小学生の男子
Eちゃん:染色体異常で短命と告げられた乳児

関連書籍

  • 重症心身障害児のトータルケア
  • 小児看護 2023年8月号
  • 小児看護 2023年12月号
  • 小児看護 2023年11月号
  • 小児看護 2022年5月号

書籍・雑誌検索

ページの先頭へ ▲