看護師のための 院内トリアージテキスト

看護師のための 院内トリアージテキスト

  • 定価 4,860円(税込)
  • 監修:日本救急看護学会
  • 編集:日本救急看護学会トリアージ委員会
  • A4・190ページ・並製
  • 発行年月:2012年11月
  • ISBN 978-4-89269-784-5
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

平成24年の診療報酬改訂で院内トリアージ加算が全領域に拡大されるに伴い,救急外来での看護師によるトリアージに期待が高まっています。わが国では専門的なテキストが少ないなか,本書は日本救急看護学会が編集・監修し,各地で先駆的に活動を行っているトリアージのエキスパート看護師と,救急外来のトリアージを積極的に推進している医師の協力を得て臨床知を形にした貴重なテキストです。救急外来のトリアージはどのようなものなのか,その基本的な概念から,具体的なトリアージシステムの構成,トリアージナースの実践,教育,医学的な保証に加え,トリアージシステムの諸問題などにも言及しています。トリアージナースを目指す看護師のみならず,院内トリアージにかかわるすべての医療者必読の1冊です。付属のDVDでは,救急外来のトリアージの流れとアセスメントの過程を,事例別に具体的に提示しています。

Ⅰ.救急医療におけるトリアージ

1.救急医療におけるトリアージとは
救急医療における診療の優先順位(トリアージ)の歴史的変遷/救急医療におけるトリアージの意味/トリアージの目的/トリアージを進めるにあたり,どのような準備が必要か/トリアージナースに求められる能力

2.救急外来のトリアージとは
救急外来のトリアージ実施の原則/救急外来トリアージの利点/救急外来で適切なトリアージが実施された場合の効果

3.救急医療における救急外来のトリアージの位置づけと原理原則
救急外来の運営体制の理解/救急外来のトリアージは誰の責任か/トリアージ実施者の教育・訓練

4.トリアージナースの役割
トリアージナースに求められる役割

5.トリアージナースに求められる特性と院内トリアージを看護師が行う意義
トリアージナースがもつべき特性/院内トリアージを看護師が行う意義

6.トリアージナースに必要な技術
患者・家族などとの良好な関係を築く能力/インタビュー能力/批判的思考法を用いる能力/コミュニケーション能力/トリアージ実施時の記録ができる能力

7.トリアージナースの要件
日本救急看護学会によるトリアージナースの育成

8.トリアージの法的問題と倫理的配慮
トリアージの法的問題/院内トリアージにおける倫理的配慮

9.トリアージシステムにおける医療者の擁護
トリアージ責任者の権限の保障/オーバートリアージの容認と結果責任

II.救急外来のトリアージシステムに必要な構成要素

1.トリアージガイドライン
CTAS とJTAS/諸外国の救急医療とトリアージ

2.救急外来のトリアージに必要な技術
臨床推論/緊急度と重症度

3.主要症状のトリアージ
胸 痛/呼吸困難/頭 痛/腹 痛/発 熱/腰背部痛/意識障害/嘔吐/下痢

III.救急外来のトリアージのプロセス

1.成 人
重症感の評価/感染管理/来院時症状の把握/バイタルサインの測定と評価/緊急度レベルの決定と場の選定/必要な医療の提供/再評価/記 録

2.小 児
重症感の評価/感染管理/来院時症状の把握/バイタルサインの測定と評価/緊急度レベルの決定と場の選定/必要な医療の提供/再評価/記 録

3.トリアージナースに求められる患者家族へのケア
トリアージ結果の説明/待合室の患者家族への対応/暴力,クレームがあったときの対応/小児患者の家族への対応

4.状況のマネジメントと連携
待合室の患者家族/医療スタッフ/救急外来の流れの調整/混雑している場合/一般市民への広報/院内スタッフへの広報/アンダートリアージによって患者に不利益がある可能性への対処/院内連携,地域連携

IV.救急外来のトリアージの質の評価

1.トリアージの質を評価する指標とデータ分析
トリアージ対象症例の特徴/リソースの利用や処置・治療の実際/トリアージにかかわる時間/トリアージ判定時間/トリアージ判定における評価者間の一致度/オーバートリアージ,アンダートリアージ/その他の指標

2.トリアージの事後検証
事後検証の必要性について/看護師による事後検証/医師による事後検証/トリアージ検証会

V.トリアージの医学的保証

1.トリアージにおける医師の検証の必要性
トリアージ記録

2.院内トリアージとメディカルコントロール

3.メディカルアドバイザーの要件

4.メディカルアドバイスのポイント
一般的なメディカルアドバイスのポイント/トリアージ記録用紙からのメディカルアドバイスのポイント

VI.トリアージナースのストレスとその対応

1.トリアージナースのストレス
ストレスとは/ストレスをコントロールする/トリアージナースのストレッサー/ストレスへの対処

2.教育の充実
振り返りの意味とその方法/ジャーナル(日誌)/サポート役のポイント/振り返りを共有する/公的サポートの保証

3.混雑したときのシフトの工夫

VII.トリアージナースの教育

1.トリアージ教育のねらいと目標
ねらい/意 義/目 標/トリアージ教育の制度

2.トリアージ教育に必要な知識・技術
トリアージの実践に必要な知識と技術/トリアージ能力の教育に必要な知識・技術

3.日本救急看護学会が主催するトリアージナース育成研修会
講 義/インタビュースキルトレーニング/机上シミュレーション/実践シミュレーション

VIII.トリアージシステムの諸問題とその対応

1.トリアージシステムの諸問題
院内トリアージを組織化(システム化)する/トリアージの諸問題

2.トリアージシステムの今後

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