あのね、ほんとうはね

あのね、ほんとうはね

言葉の向こうの子どもの気持ち

  • 定価 1,760円(税込)
  • 著者:副島賢和(昭和大学大学院保健医療学研究科)
  • 四六判・164ページ・並製
  • 発行年月:2021年09月
  • ISBN 978-4-86719-023-4
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

本書には電子書籍版があります。電子書籍版は下記よりご購入が可能です。

あのね、ほんとうはね;言葉の向こうの子どもの気持ち【電子版】
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月刊誌『小児看護』で6年にわたって連載された
【あかはなそえじの子どもエナジーステーション
~院内学級にあふれる言葉~】が待望の書籍化!


「わたし,死んじゃうのかな…」

「諦めないと生きていけないんだよ!」
「もし,大人になれたら…」
「わたし,不良品だから」

…病院のなかで出会う子どもたちは,さまざまな「人生の問い」を抱えて生きています。

その子どもたちや保護者のそばに,どうやっていればいいでしょう?
どうやって向き合えばいいでしょう?

子どもの行動や言葉の背景にある「言葉にならない声」に耳を傾けてみませんか?

普段から子どもにかかわる医療者の方をはじめ,保育園や学校の先生,子育てをするお母さん・お父さんなどにとって「子どものほんとうの想い」を考えるきっかけとなると嬉しいです。

1章 院内学級ってどんなところ?
すきなあそびができるといい
もうあさごはんたべっちゃった!
でもここならできる
なにかいいことおもいだす
がっこうへいくゆめをみた
ないてないよ
そんなこといえない
べつにいいの
むりだよ~
せんたくしがほしい
えっ、いなくなっちゃうの…

2章 心の声をきくにはどうするの?
みんなとおなじことしたいよ
もし、おとなになれたら
あきらめないといきていけない
トイレでたべてたよ
しゅじゅついやだな
しあげるまでやりたい!
ちょっとじまんだった
ぼくのほこりはね
こわかった…こわかったんだよ…
くもがたのしそう
ほんきでおもったことは?
よもうとさえすれば
これいじょう…
なれないようにしてた
ふりょうひんだから
ぼくはしあわせ

3章 きょうだい・家族も支えるにはどうするの?
このさきいったいどうなっちゃうんでしょう
おかあさんにはいわないで
がいらいがあったので!
おとうとがかわいかった
かえっちゃうんだよ
バタン! バタン!

4章 傷つきのある子どもへのかかわり方は?
しっぱいはないんだから
きてくれるっていったから
いや~しっぱいしちゃった
せんせいってわかったよ
たいいんしたくないよ~
あれ、やりたい
わたし、なんでもできる
かんたんにいわないで!
あまりききたくない
いなくなれっておもったから…
せっかく、いつもどおり、わすれない

 

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