福祉は誰のために

福祉は誰のために

ソーシャルワークの未来図

  • 定価 1,296円(税込)
  • 著者:鶴 幸一郎(社会福祉法人フォレスト倶楽部理事長)
  • 著者:藤田 孝典(NPO法人ほっとプラス代表理事)
  • 著者:石川 久展(関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科教授)
  • 著者:高端 正幸(埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)
  • 1版・新書・196ページ・並製
  • 発行年月:2019年08月
  • ISBN 978-4-89269-983-2
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

「福祉」とは、「人の存在と生活の安全保障」である。

(本文より)

「福祉」とは何か。なぜ福祉は必要なのか。「自己責任論」が蔓延する現在、「本来の福祉」を実現するためにソーシャルワーカーは何をすべきなのか。
福祉の現場・教育・財政の視点から現代社会の課題を考究し、ソーシャルワークのあるべき姿を提起する。

貧困が自己責任とされ、人間の尊厳が易々と侵害される社会にあって、漂流する福祉とソーシャルワーカー。そこに未来に向けた航海図が現れた。現場で格闘するソーシャルワーカーに贈る、「希望ある未来」に向けた渾身のメッセージ。―― 柏木一惠 氏(公益社団法人日本精神保健福祉士協会会長)

ソーシャルワークという言葉がさまざまな領域や分野で言われるなか、ソーシャルワークは制度の枠組みに収まってはならない。日々、制度を超えて奮闘するソーシャルワーカーに、ぜひ一読いただきたい1冊です。―― 西島善久 氏(公益社団法人日本社会福祉士会会長)

Ⅰ―ソーシャルワーカーの課題と資格統合の必要性―現場から

・現場での支援実践で感じてきた不全感
・「福祉」とは何なのか
・障害者の実相
・ソーシャルワーカーの実相
・制度を作るのも変えるのも、それを活用するのも人だ
・ソーシャルワーカー資格統合の必要性―福祉の夜明けを希求する

Ⅱ―社会福祉のアップデートを目指して―ソーシャルワークのオルタナティブ論

・はじめに
・福祉専門職は当事者と一緒に貧困と闘え
・アドボカシーとは
・代行主義ばかりの社会起業と社会福祉
・アドボカシー活動と権利擁護
・ホームレス支援で出会ったおじさんたちに社会構造を教わる
・エンパワメント・権利擁護の意味―パウロ・フレイレを参考にして
・ソーシャルアクションを志向するソーシャルワークへ
・ソーシャルワークのアソシエーション論
・共助を推進する地域福祉からの転換を
・福祉専門職は「官僚制」からの脱却を―デヴィッド・グレーバーを参考にして
・まとめ

Ⅲ―ソーシャルワーカーの課題―育成(教育)から

・はじめに
・「社会福祉士及び介護福祉士法」制定前後の教育の違い
・福祉現場における実践とソーシャルワーク教育との乖離
・2000年代に入って顕著化した社会福祉士養成教育の課題
・2007年の社会福祉士養成課程の教育カリキュラム改正のメリットとデメリット
・「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」がソーシャルワーク教育に及ぼす影響
・地域共生社会の実現と社会福祉士制度の見直し
・ソーシャルワーク教育におけるさまざまな課題
・本章のおわりに

Ⅳ―福祉にとっての財政問題―「共同の財布」はどこへ

・なぜ財政を語るのか
・「必要」を満たす「共同の財布」
・根底にある「自己責任主義」
・自分で自分を追いつめる
・根づいた自己責任主義
・自己責任主義と給付の3側面
・隅に追いやられる「税による社会福祉」
・税も、政府も、人も嫌い
・未来を切り拓くために

Ⅴ―座談会:福祉は誰のために―ソーシャルワークの未来図

1.誰がために福祉はある
2.ソーシャルワーカーはいかにあるべきか
3.どのような教育が必要か

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