ACECガイドブック2019
意識障害の初期診療の標準化
- 定価 3,850円(税込)
- 監修:日本救急医学会・日本神経救急学会・日本臨床救急医学会・日本救急看護学会・日本意識障害学会
- 編集:『ACECガイドブック2019』編集委員会
- 2版・B6・274ページ・並製
- 発行年月:2019年05月
- ISBN 978-4-89269-975-7
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
意識障害初期診療の標準化を目指して,監修として日本救急医学会,日本神経救急学会,日本臨床救急学会,新たに日本救急看護学会と日本意識障害学会の叡智を結集しました。主な対象を医師・看護師として,医療機関内での意識障害患者への対応や評価,治療を解説した『ACECガイドブック』の第2版。
【本書の特徴(改訂点)】
・教育,普及が進む「脳波」の項目を中心に,新規の写真・図表を多数掲載しています。
・『JRC蘇生ガイドライン2015』などに準拠し,「頭部外傷」「spinal emergency」「蘇生後脳症」など新規項目を追加しました。
・意識障害に関する最新の技術開発を新たに章立てし,写真や図を交えてわかりやすく紹介しています。
・代表的な14例の「クリニカルマップ」では、初期診療の理解をより深めるため、詳細な解説を行っています。
Ⅰ わが国の急性意識障害診療の現状
1.緒 言
2.ACEC と脳神経蘇生(Neuroresuscitation)
3.急性意識障害診療の現状とACEC
4.急性意識障害看護とACEC
Ⅱ ACEC とは
1.ACEC が対象とする意識障害
2.意識障害初期診療の標準化
3.標準化プログラムにおけるACEC の位置づけ
Ⅲ ACEC コースとは
1.ACEC におけるコースの位置づけ
2.集合研修における受講者への配慮
3.コースの実際
Ⅳ 意識障害総論
1.意識障害の病態生理と臨床像
2.急性意識障害の診断と初期対応
3.急性意識障害の診断と初期対応(看護の視点)
4.意識障害初期診療に用いる検査
5.画像検査
6.体温管理療法(低体温療法)
Ⅴ 意識障害各論
1.心停止後脳障害,低酸素脳症
2.脳血管障害
3.急性脳症
4.中枢神経感染症
5.急性神経筋疾患
6.変性・炎症・脱髄性疾患
7.悪性症候群
8.傍腫瘍性神経症候群
9.環境因子による意識障害
10.頭部外傷
11.spinal emergency
12.中毒性疾患
13.てんかん重積状態 /症候性てんかん
14.精神疾患
15.その他の疾患
16.蘇生後脳症
Ⅵ 遷延性意識障害と脳死
Ⅶ 意識障害に関する最新の技術開発
1.自動瞳孔計
2.デジタル脳波計用ヘッドセット
3.デジタル脳波解析システム
Ⅷ 『ACEC ガイドブック2019』を理解するための例題集
Ⅸ 代表的なケースマップ