生死学

生死学

臨床生死学

  • 定価 3,672円(税込)
  • 編著:小濱 啓次(川崎医科大学名誉教授)
  • B5・188ページ・並製
  • 発行年月:2013年10月
  • ISBN 978-4-89269-820-0
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

高齢化社会の到来、臓器移植法による法的脳死の確立、尊厳死の法制化の検討などにより、“死”への関心は大きくなっている。人間の死にかかわるためには、医療・医学の知識だけでなく、医の倫理や法律の知識についても十分配慮されなければならない。そしてそれらを、医師だけでなく、看護師や他の医療職の人々とも共通の認識を持ち、患者に接する必要がある。
本書は、医療の現場で治療(生かすこと)に専念されている多くの医療職の人々に役立つ“死(死ぬこと)”に関する医学書である。死をどう考えるか、何をするか、何が必要なのか、どう看取るのか、医学・法律・福祉などの多角的な視野で捉え、どのように考えるべきかを示唆した一冊である。

推薦のことば
日野原重明

序 文
小濱 啓次

第1部 医学(医師)からのアプローチ

1.救急医学の立場から  小濱 啓次
生命倫理/医学的な死とは/死亡に関連した重要事項/死亡診断書/社会的な死/死から生への医学、医療

2.法医学の立場から  石津日出雄
死 体/異状死体、変死体/死体検案/死体検案書の書き方/死に関連した裁判事例

第2部 看護学(看護師)からのアプローチ

1.終末期を支える医療福祉システム  塚原 貴子
終末期にかかわる用語/終末期医療に対する意識/わが国の医療改革の現状と終末期医療/死亡にいたる経過と医療・福祉システム/エンド・オブ・ライフ・ケアの視点での医療と福祉連携システム/終末期医療における意思決定/死後のケア(エンゼルケア)の実際/家族への死の準備教育

2.看護師の支援による看取りの事例検証  菊井 和子
美しく死ぬ―脳卒中/自己決定の不確実性―神経難病ALS/最後まで輝いて生きる―がん治療/最期まで自宅で―がん末期独居高齢者

第3部 医療福祉の立場から

1.在宅療養を支える医療福祉  宮原 伸二
家で生きるということ/在宅で「最期まで生きる」(事例)/在宅療養の条件/介護者の「生活の質」にも配慮/福祉施設(特別養護老人ホーム)におけるターミナルケア/サービス付き高齢者向け住宅におけるターミナルケア

2.老健施設における死:介護老人保健施設における看取りを意識した対応 高橋 愛樹
救急搬送の実態/施設の概要/「ろうけん くがやま」の救急対応/Medical futilityとDNAR/まとめ

第4部 死に際しての医療への期待と希望

1.検察医として死を考える  大木  實

2.看護師として死を看取って:看取りにゆとりを  森戸 雅子

3.母の死を看取って  市川 和子

4.親族の立場から  井門 知子・坂本ミツル
緩和ケアベッドを増やしてほしい/納得できなかった死亡診断書

おわりに  小濱 啓次

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