看護師のための「電話救急医療相談プロトコール」解説書 【売り切れ】絶版
- 定価 1,760円(税込)
- 監修:日本救急医学会 電話救急医療相談プロトコールに関する特別委員会
- A4・90ページ・並製
- 発行年月:2012年11月
- ISBN 978-4-89269-786-9
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
本書は8万件を超える相談記録票のデータ検証に基づいて改訂された「改訂 電話救急医療相談プロトコール」の解説書であり手引書です。プロトコールを円滑に使用するために、プロトコールの使い手の視点から電話救急医療相談業務の運用の実際、基本理念、具体的な手順を示しています。
第1 章 電話救急医療相談の基本
I 電話救急医療相談の基本
電話救急医療相談とは/電話救急医療相談のプロセス/電話によるコミュニケーションの特色
II 電話救急医療相談の原則と留意点
電話救急医療相談の原則/電話救急医療相談を実施するさいの留意点
III 電話救急医療相談における応対の基本
電話に出る前(準備)/電話を受ける/聴く/会話する/電話を切る/その他
IV 相談看護師の心構え
質の担保/メンタルコントロール
第2章 プロトコールの構造
I プロトコールの段階
II プロトコールのタイトル・カテゴリー・コード
プロトコール項目一覧/共通プロトコール/小児プロトコール/各プロトコール/緊急度カテゴリー/緊急度カテゴリーとその例,対応例
第3章 プロトコールを使った緊急度評価のプロセス
I 第一段階:認証段階
Q1:『医療機関をお探しですか,救急に関する相談ですか?』/Q2:『(救急相談ならば)どなたがどうされましたか?』/Q3:『(相談者が相談対象でない場合)そばに行けますか?』/Q4:『あなたは(対象者は)何歳ですか? 男性ですか,女性ですか?』
II 第二段階:主訴の再確認と共通項目の確認
Q5:主訴の再確認/Q6:バイタルサインの確認
III 第三段階:相談対象者の主訴ごとの対応
Q7:主訴に関わる項目の確認(いつから,どの程度の期間,強さ,部位など)/Q8~Q11:「赤」~「緑」カテゴリーの確認のための質問事項/Q12:属性/緊急度評価と最終判断/Q7 から判断まで/「口語表現」一覧表
IV 第四段階:緊急度判断後の対応
各緊急度カテゴリーとその対応例/対応のポイント/選定科/口頭指導
V 相談電話の終わり方
VI 具体例
相談看護師対応の実際【呼吸困難,胸痛】/相談看護師対応の実際【発熱】
第4章 電話相談に伴うこと
I 記 録
相談記録票の特色
II 評 価
III 検 証
相談看護師の業務/検証システム構造/検証事案/何を検証するのか/検証の姿勢/検証後の対応
IV 教育体制
新任研修の目的/新任研修の目標/教育方法のポイント/研修プログラム/ケーススタディの方法
V クレーム対応
クレーム予防/クレームに発展させない/クレーム対応後
第5章 問題集
I Q5:主訴の確認
II Q6:バイタルサインの確認
III Q7:主訴関連事項の確認
IV 複数症状のとき
V Q8~Q11 に関する問題
VI Q12:属性に関する問題
付 録
1.救急相談業務フロー
2.医療機関案内の運用と関係機関一覧(東京消防庁の例)
3.救急医療相談記録用紙
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