腹腔鏡下S状結腸切除術
- 定価 5,940円(税込)
- 監修:木村 泰三
- 編集:小西 文雄
- 著:川村 裕
- B5・140ページ・並製
- 発行年月:2012年05月
- ISBN 978-4-89269-612-1
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
本シリーズは、開腹手術とは大きく異なる内視鏡下手術を安全に行うための標準手技をまとめた内視鏡下手術のスタンダードと呼ぶべき手術書です。
内視鏡下手術の初心者から熟練者まで対応しており、日本内視鏡外科学会技術認定の取得を目指す方にとっても有用な一冊となっております。
I.術前準備
1.適 応
2.術前処置
3.必要な器具
トロッカー/腹腔鏡/鉗 子/超音波凝固切開装置/クリップ/テンポラリークリップ/リニアカッター/サーキュラーステイプラー/アンビル把持鉗子/手術室
4.インフォームド・コンセント
II.手術の実際
1.体 位
2.トロッカー挿入
3.内側アプローチ(前半)
4.下腸間膜動脈の処理(D3郭清)
5.下腸間膜静脈の処理
6.上直腸動脈の処理(D2郭清/low tie)
7.下腸間膜動脈温存D3郭清
8.内側アプローチ
9.外側アプローチ
10.直腸間膜の処理
11.直腸S状部の切離
12.腹腔外操作
13.吻合(double stapling法)
14.ドレーン挿入・閉創
15.バリエーション:脾彎曲部の授動
16.バリエーション:3ポートでの手術
III.トラブルシューティング
1.既往手術例への第1トロッカー
2.既往手術による癒着
3.既往手術と関連しない癒着
大網が尾側の腹壁,あるいは骨盤内の腸管と癒着している場合/S状結腸間膜が頭側で癒着している場合
4.癌の他臓器浸潤
5.骨盤内からの小腸の排除
6.剥離層不明確
7.出 血
8.点墨部位不明
9.直腸間膜の処理
10.リニアカッターでの切離が不完全
11.サーキュラーステイプラー挿入
12.トロッカー抜去部位の出血
13.肥満例
IV.術後合併症と対策
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