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AIS90 update98
日本語対訳版

監訳/日本外傷学会・財団法人 日本自動車研究所
翻訳/日本外傷学会Trauma registry検討委員会

ISBN 4-89269-455-X
定価10,500円(税込) 配送料420円(税込)
A4判
<訳者序文より>

 1974年Bakerらにより提唱されたInjury Severity Score (ISS) は,現在でも外傷重症度を決定するための世界的な標準となっています。ISSの計算は,Association for the Advancement of Automotive Medicine (AAAM) が刊行しているAbbreviated Injury Scale (AIS) に基づいた重症度スコアによっています。実際の損傷形態から外傷重症度としてのISSを正確に算出するには,AISの手引書 (dictionary) に基づいて適切なAISスコアを決定する必要があります。AISの起源とその歴史的変遷は本書の序文を読んでいただくことにして,数回の改訂を経た最新版の『AIS90 update98』 (本書) ではコード体系は構造的に統合,洗練され,コード選択にさいしての注意書きも充実しています。また,ISS算出の基本的ルールも記載されています。
 さて,日本外傷学会では,重症外傷患者治療の標準的プロセスとアウトカムを収集したデータバンクを構築し,外傷治療の質の向上をはかる目的で,全国的なTrauma registry (外傷患者登録) の導入を目指しています。Trauma registryを含め,外傷研究では,AISコードを適切に選択することと,ISS算出のルールを知っておくことが必要です。
 日米の用語の対応は,基本的に日本外傷学会用語委員会編集による『外傷用語集』との整合性をもたせるように心掛けました。また,損傷形態の英語表記を残し対訳にすることで,「手引書」の使用者が正確に損傷名とそのコードを選択できるようにしました。
 本書が外傷患者を診療する多くの医師と自動車事故研究者らに利用され,わが国におけるTrauma registryの成功と外傷学の発展,さらに自動車の安全設計と外傷予防に寄与することを願っています。
平成15年9月
日本外傷学会Trauma registry検討委員会委員長 小関 一英

■訳者[日本外傷学会Trauma registry検討委員会]
小関 一英(委員長):川口市立医療センター救命救急センター長
齋藤 大蔵:防衛医科大学校救急部講師
坂本 哲也:帝京大学救命救急センター教授
東平日出夫:大阪府立泉州救命救急センター
藤田  尚:帝京大学救命救急センター
益子 邦洋:日本医科大学付属千葉北総病院救命救急センター長
森村 尚登:帝京大学救命救急センター講師
横田順一朗:大阪府立泉州救命救急センター所長

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